COLUMNコラム
30歳が近づくと、「ワーホリに行くなら今しかない」と分かっていても、仕事を辞めることや帰国後のキャリアが気になり、なかなか決断できないものです。
実際に、オーストラリア留学センターへギリホリのご相談に来られる方の多くは、すでに社会人経験があります。学生時代とは違い、勢いだけで渡航を決めるのが難しい一方で、仕事の経験や貯蓄、自分なりの目的を持って出発できるのは、この年代ならではの強みです。
ただし、年齢制限のあるビザだからこそ、準備の順番は大切です。特に2026年はワーキングホリデーと学生ビザに関するルールが変わっています。まずは「いつまでに何を決めるか」を整理してみましょう。
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「ギリホリ」は正式なビザ名ではありません。ワーキングホリデービザの年齢上限が近い、28~30歳頃に渡航することを表す言葉として使われています。
日本国籍の方が利用するのは、Working Holiday visa(Subclass 417)です。最初の入国から最長12か月間滞在でき、旅行をしながら働いたり、短期間学校へ通ったりできます。
| 対象 | 有効な日本国旅券を持つ18~30歳の方 |
|---|---|
| 申請場所 | オーストラリア国外 |
| 滞在期間 | 最初の入国日から最長12か月 |
| 初回入国 | 原則としてビザ発給日から12か月以内 |
| 就学 | 最長4か月(17週間) |
| 就労 | 業種を問わず就労可能。同一雇用主は原則6か月まで |
| ビザ申請料 | AUD 840(約9万4,000円) |
| 必要資金の目安 | 約AUD 5,000(約56万円)+帰国または次の渡航先までの旅費 |
※2026年10月8日時点の一般情報です。健康・経歴などの要件があり、個人の状況によって必要書類も異なります。
日本国籍の場合、最初のワーキングホリデービザは30歳のうちに申請する必要があります。言い換えると、31歳の誕生日を迎える前までです。年齢はオーストラリアへの出発日ではなく、ビザを申請した時点で確認されます。
30歳で有効に申請した後、審査中に31歳になったとしても、申請時点の年齢まで変わるわけではありません。ただし、年齢以外の条件も含めて審査されるため、「申請さえ間に合えば必ず発給される」という意味ではありません。
誕生日直前の申請はおすすめしません
オーストラリア政府は現在、ワーキングホリデービザの平均審査期間を約3か月に安定させる方針を案内しています。追加書類や健康診断が必要になる可能性もあるため、年齢期限に余裕を持って申請しましょう。
ビザが発給された後は、原則として発給日から12か月以内に初回入国します。30歳のうちに申請し、発給後の入国期限を使って退職や渡航の準備を進めることはできますが、ビザが下りる前に変更できない航空券や退職日を確定するのは避けた方が安心です。
20代後半から30歳でのワーホリは、決して遅いスタートではありません。これまでの仕事で身につけた接客、営業、事務、IT、医療、教育などの経験は、英語で説明できれば現地の仕事探しでも材料になります。
職場での立ち振る舞いや責任感が身についていることも強みです。履歴書の作り方や面接の受け答えをオーストラリア向けに直す必要はありますが、「日本で何をしてきたか」がなくなるわけではありません。
一方で、最初から日本と同じ職種・役職に就けるとは限りません。英語力や現地経験が足りないうちは、接客、清掃、倉庫、キッチンなどから始める方もいます。仕事内容だけで留学の成否を決めず、英語、海外生活、次のキャリアのどこに重点を置くかを先に決めておくと、仕事選びで迷いにくくなります。
出発前に整理しておきたいこと
英語力を伸ばしたいのか、海外就労を経験したいのか、帰国後の転職につなげたいのか。優先順位によって、都市・学校・準備資金が変わります。
ワーキングホリデービザでは、最長4か月(17週間)まで学校へ通えます。語学学校は必須ではありませんが、英語に自信がない方が到着後すぐに仕事を探すと、履歴書を配ることや電話への対応でつまずきやすくなります。
最初に8~12週間ほど英語学校へ通うと、会話に慣れるだけでなく、現地の友人や仕事の情報を得やすくなります。銀行口座、携帯電話、交通機関など、生活の基本を整える時間としても使えます。
| 現在の状況 | 考え方の目安 |
|---|---|
| 英語での会話に不安がある | 8~12週間ほど学び、生活と仕事探しの土台を作る |
| 基礎からしっかり学びたい | 12~17週間の範囲で検討する |
| 英語で職務経験を説明できる | 短期間の学校、仕事探し向けコース、または到着後すぐの就職活動も検討 |
| 接客業を希望している | 一般英語にバリスタや接客英語などを組み合わせる方法もある |
学校期間を長くすれば必ず仕事が見つかるわけではありません。現在の英語力と希望職種を確認して、必要な期間だけ選ぶことが大切です。
ワーキングホリデービザでは、基本的に業種を問わず働けます。同じ雇用主のもとで働ける期間は原則6か月までですが、勤務場所や業種などによる免除、個別の許可制度があります。自分の仕事が例外に当たるかは、必ず最新の条件を確認してください。
2026年7月1日から、オーストラリアのNational Minimum Wageは時給AUD 26.44(約2,960円)です。National Minimum Wageが適用されるカジュアル従業員は、25%のカジュアルローディングを含めて時給AUD 33.05(約3,700円)となります。
求人に書かれた時給だけで判断しないこと
実際の最低賃金は、職種、雇用形態、年齢、Award、勤務する曜日や時間帯によって異なります。多くの仕事には業界・職種別のAwardが適用され、週末や祝日は別のレートになる場合があります。
年齢よりも影響しやすいのは、英語力、勤務できる曜日、現地での経験、応募のスピードです。日本での職歴がある方は、職務内容を英語で説明できる履歴書と面接準備をしておくことで、これまでの経験を活かせる可能性が高まります。
なお、最低賃金が高くても、到着後すぐに希望の仕事が決まるとは限りません。収入を前提に出発予算を組まず、仕事が決まるまで生活できる資金を用意しておきましょう。
必要な金額は、都市、学校期間、滞在方法によって変わります。特に家賃の高い都市で個室を希望する場合は、ビザ申請で示す約AUD 5,000(約56万円)だけで生活計画を立てるのはおすすめできません。
12週間の英語学校へ通い、到着後3か月間は仕事の収入がない前提で考えると、出発準備、学費、最初の滞在費、生活費を合わせてAUD 14,000~21,000程度(約157万~235万円)を一つの目安として考えられます。
| 主な費用 | 確認するポイント |
|---|---|
| ビザ申請料 | AUD 840(約9万4,000円) |
| 英語学校 | 受講週数、教材費、入学金、キャンペーン |
| 最初の滞在先 | ホームステイ、学生寮、シェアハウス。食事の有無も確認 |
| 生活費 | 家賃、食費、交通費、通信費、日用品 |
| 渡航準備 | 航空券、海外保険、健康診断、英文書類など |
| 住居の初期費用 | ボンド、前払い家賃、寝具・生活用品 |
※日本円は1豪ドル=112円で計算した概算です。学校、都市、為替、生活スタイルによって費用は増減します。個別相談では、ご希望に合わせて学校費用を含むお見積もりをご案内します。
2026年10月2日から、Working Holiday visa(Subclass 417)またはWork and Holiday visa(Subclass 462)を持つ方は、オーストラリア国内でStudent visa(Subclass 500)を申請できなくなりました。
ワーホリ後に長期留学へ進みたい場合は、オーストラリア国外で学生ビザを申請し、原則としてビザが発給されるときも国外にいる必要があります。そのため、「まずワーホリで渡航して、現地で学生ビザに切り替える」という従来の計画は、そのままでは進められません。
長期進学を考えている方へ
語学学校、TAFE、専門学校、大学などへ学生ビザで進む可能性がある場合は、出国期間とコース開始日まで含めて計画する必要があります。学校へ申し込む前に、現在のビザと申請場所を確認してください。
2026年9月17日、オーストラリア政府はセカンド・サードのWorking Holiday Maker visaに抽選制度を導入する方針を発表しました。発表では、セカンドは年間45,000枠、サードは年間5,000枠とされています。
指定地域・業種での就労要件は残る方針ですが、必要な就労を終えても、抽選によって次のビザを取得できない可能性があります。2026年10月8日時点では、今後導入される制度として発表されている段階です。開始時期や申請方法などの詳細は、申請時点の政府情報を確認する必要があります。
政府は、Working Holiday Maker visaの平均審査期間を約3か月に安定させる方針を案内しています。すべての申請が3か月かかる、または3か月以内に終わるという意味ではありません。航空券、退職日、学校開始日は、ビザ発給を前提に余裕を持って調整しましょう。
ワーホリで何を優先するかを考えます。英語、仕事、旅行、帰国後の転職など、すべてを同じ優先度にすると都市や学校を決めにくくなります。30歳の方は、31歳の誕生日までの期間も確認します。
生活費、気候、仕事の種類を比べて都市を選びます。学校へ通う場合は、開始日と期間、滞在先を決め、見積もりを確認します。パスポートの更新が必要な方は、この時期までに進めましょう。
必要書類と資金証明を準備し、オーストラリア国外からオンラインで申請します。申請内容によって健康診断や追加書類を求められることがあります。
ビザの状況を確認しながら、航空券、保険、滞在先を手配します。英文履歴書を作成し、希望職種で使う英語も練習しておきます。
オーストラリア留学センターを通して学校へお申込みいただいた方には、渡航前の無料英会話レッスンをご用意しています。現地へ着いてから慌てないよう、日本にいる間から会話の練習を始められます。
銀行口座、携帯電話、Tax File Numberなどを準備します。学校へ通う方は、授業や交流を通して生活に慣れながら、履歴書の添削や応募準備を進めます。
DEOW Australia(オーストラリア留学センター)では、学校選びと学校手続き、ワーキングホリデービザ申請、渡航準備を手数料無料でサポートしています。
28~30歳の方は、年齢だけでなく、退職時期、資金、英語力、帰国後のキャリアまで気になることが多いと思います。まだ都市や学校を決めていなくても、誕生日と希望出発時期を確認しながら、間に合うスケジュールを一緒に整理します。
弊社を通して学校へお申込みいただいた方は、ご入金後から最大9か月間、渡航前の無料英会話レッスンを受講できます。
LINE ID:@361jhayp
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