キャンベラ都市情報

Canberra_top

キャンベラ都市概要

  • canberra_1
  • キャンベラはオーストラリアの首都で、シドニーもしくはメルボルンからハイウェイをドライブして約3時間、シドニーの南西約300kmに位置しています。中央にバーリー・グリフィン湖があり、この湖を軸に国会議事堂が設置されています。
    キャンベラは、ユニークな歴史を持つ街です。1901年、オーストラリア連邦が誕生した際に、シドニーとメルボルンは首都争いで激しく対立しあいました。その打開案として両都市の中間に作られた街がキャンベラなのです。
    キャンベラは、人工の完全計画都市で、ほかのオーストラリアの主要都市とは違った趣の街になっています。都市を作りあげるために選ばれた建築家はアメリカのウォーター・バーリー・グリフィン。この何もない場所に首都を建都するには、綿密な都市計画を必要としました。この緑多い美しい都市は、北のシティ・ヒルと南のキャピタル・ヒルにわかれ、北と南の間には彼の名前を取った人造湖バーリー・グリフィン湖が横たわっています。首都の名前はアボリジニの言葉で「人が集まる場所」と言う意味の「キャンベラ」と名づけられました。
    主要施設はどこも車で数分圏内なので、観光にも便利です。各国の言語での案内が用意されているのもキャンベラならではの特徴といえるでしょう。博物館や美術館などの施設は展示物が充実しているだけでなく、建物自体も非常に立派です。そのうえ、ほとんどの施設に関しては入館料が無料になっています。政府機関などを見学は、他の都市と異なり独特の良さがあります。また、キャンベラは芸術の街ともいわれており、芸術鑑賞をしながら学生生活を過ごしたい人にはおすすめの留学先です。

キャンベラの空港について

  • canberra airport_mini
  • キャンベラ国際空港はキャンベラの東部近郊に位置しています。主にオーストラリア内の各主要都市への直行便が運航しています。国際線はシンガポールかニュージーランドのウェリントン行きの2本です。
    市街地への移動はシャトルバスかタクシーを利用します。移動時間は約20分です。シャトルバスのは1時間に一本程度の間隔で運行しています。

キャンベラの気候

  • canberra_2
  • キャンベラの気候は乾燥しており、四季がはっきりと分かれているのが特徴です。年間の平均最高気温は28℃とさほど高くはなく、夏でも湿度が低いため快適に過ごせます。冬場の最低気温は0℃を下回ることもあり、朝晩は非常に冷え込みます。また、近くのオーストラリア・アルプスでは雪が降ります。

    春 9月〜11月:気温は6~19℃ほどで、10月は最も降水量が多い月になります。乾燥しているので1日を通してさわやかな気候ですが、1日の気温差が非常に激しく、朝晩の冷え込みが厳しくなる日があるので、調節のできる服装で出かけると安心です。
    夏 12月〜2月:平均気温は12~27℃ほどですが、温暖な気候の日もあれば非常に暑くなる日もあります。春同様、1日の気温差が10℃以上になる日があります。る必要があります。
    秋 3月〜5月:平均気温は7~20℃ほどです。市内の公園や庭園の木々が赤や黄に色づき、秋らしい風景となります。夜は冷え込むので、長袖の上着で調節できるようにしておく必要があります。
    冬 6月〜8月:平均気温は1~12℃ほどですが、最低気温が0度を下回る日もあります。近くの高山では雪が降りますので、スキーなどのレジャーが楽しめます。厚手のコート、マフラー、手袋などでしっかり防寒対策をする必要があります。

キャンベラの交通機関

市内の移動は基本的にバスを利用することになります。
また、現在新しい交通機関としてライト・レイル(路面電車)の線路の工事が行われています。

バス

  • Transport Canberraが運営するACTION Busesと呼ばれる公共交通機関です。市街地や近郊地を細かく網羅しているため、どこへ行くにも使い勝手が良い交通機関になります。Route 81/981は旅行者向けに主要観光地をめぐるルートです。また、大きなイベントが開催されている際は、無料のシャトルバスも運行することがあります。
    他都市と同様に、目的のバスが来た際はバスの運転手に手を挙げて合図を出し、止まってもらいます。バスの運賃は、MyWay Cardを使用して支払うか、バスの運転手にキャッシュで支払います。目的のバス停近くまで来たらストップボタンを押して運転手に知らせます。
    バスの運行時間は日本と比べると正確ではありません。利用する際は、時間に余裕をもって行動する方が安全です。

  • タクシー

  • 流しのタクシーは少ないので、利用する際は街の複数個所にあるタクシー・スタンドに行くか、電話で直接呼びます。

  • MyWay Card

  • MyWay Card(マイウェイ・カード)とは日本のSuicaやICOCAのような電子マネーカードで、バスで利用が可能です。料金は一度乗車するとその後90分までは乗り換えを含みどこまで行っても同料金となります。また、他の都市と同様にオン・ピーク時とオフ・ピーク時で運賃に差があります。キャッシュでの支払いと比較すると運賃が安く済みますので、頻繁にバスを使用する方は購入しておいたほうがお得です。
    MyWay Cardは市内のリチャージ・エージェントで購入できます。また、オンラインや電話での申し込みも可能です。また、他都市のカードと同様に、自分のカードをネットで登録することでカード内の残高や使用状況、紛失時の届け出などがスムーズに行えるようになります。

  • キャンベラの留学環境

    • ANU
    • 他都市と比べると留学先としてはあまりメジャーではないため、日本人留学生の数は非常に少ないです。そのため、徹底した英語環境に浸ることができます。また、図書館、美術館、博物館などの施設や様々な研究機関が整っているため、語学とともに専門の知識も学びたいという方には非常に魅力的な環境です。街全体も落ち着いた雰囲気がありますので、しっかりと勉強したい方にはお勧めの留学先となっています。
      キャンベラはオーストラリアでもトップにランクインするオーストラリア国立大学キャンベラ大学のある、教育水準の非常に高い街です。また、各大学付属の語学学校や専門学校もあります。

    キャンベラの生活情報

    • Inside_canberra_centre_mini
    • キャンベラの物価はオーストラリアの他都市よりも比較的やすく、家賃もシドニーやメルボルンで生活するよりも大幅に抑えることができます。
      娯楽施設や生活施設は比較的少ない場所ですが、ショッピングセンターや週末のマーケットなどがあります。また、定期的に街を挙げてのイベントが開催されています。平日は仕事で街に出てくる人が多いためにぎやかですが、休日は静かで落ち着いた雰囲気です。

    ホームステイ、シェアハウス

    ホームステイの滞在費は、一週間で250オーストラリアドル前後となっています。
    シェアハウスは一週間180オーストラリアドル前後で借りることができる物件が多く、シドニーやメルボルンといった大都市と比較すると圧倒的に安くなっています。

    仕事(アルバイト)

    日本人の割合が他都市と比較すると少ないため、ジャパニーズレストランなど日本人向けのお店の数は少ないです。また、仕事の全体数も少ないため、他都市よりも仕事を見つけるのは難しいというのが現状です。
    しかし、必然的にローカルの企業やお店の仕事を応募する機会が多くなりますので、英語の能力を試すには絶好の環境と言えます。

    キャンベラの観光情報

    • Australian national museum_mini
    • キャンベラは人口の完全都市計画に沿って作られた街なので、オーストラリアの他の都市には見られないような整然として美しい街並みが広がっています。また、政治や学術の中心都市というだけあり、国会議事堂などの政治関連施設、オーストラリア国立美術館博物館植物園、キャンベラの歴史を知ることができる首都展示館などの学術施設が多くあります。ショッピングを楽しむ際は街の中心地にあるキャンベラ・センターというショッピングモールがおすすめです。
      街から少し離れるとナマッジ国立公園ティドビンビラ自然保護区があり、自然はもちろん、アボリジニが残した壁画など貴重な歴史的資料を見ることができます。キャンベラを一望したいのであれば、市内からバスで約15分のエインズリー山へ足を運んでみてください。

    キャンベラフォトギャラリー

    カウンセラーからのオススメポイント

    キャンベラは、まだまだ日本では知られていないオーストラリアの都市であるかと思いますが、実は、魅力が詰まっているこぢんまりとした都市になります。オーストラリアの首都として政府関連の機能が集中している他、近年では、オーストラリア人の移住者も増えてきており、若者も増えてきております。

    シドニーから飛行機で約1時間、長距離バスでも、約3時間程(メルボルンからですと、飛行機で約1時間、長距離バスで約8時間)で向かえる内陸の都市ですので、週末を利用して、シドニーやメルボルンにも手軽に小旅行ができます。

    毎年3月にはバルーンフェスティバルの開催や9月には、100万本以上の花を集めたフラワーフェスティバルも開催をされるなど、フェスティバルCityとしてもオーストラリア人に人気の高い都市です。最近では、地元のパブ等が、地元のビール(クラフトBeer)を多く作り始めたり、お洒落なカフェも続々とオープンしています。日本人コミュニティもありますが、まだまだ小さく、多くの日本人が知らないオーストラリアの魅力を体感できるのも今のうちかもしれません。ゆったり、でも最先端の情報や食なども体感したい方にはお勧めの都市です!

    無料お問い合わせ・説明会予約