COLUMNコラム

なぜメルボルンは住みやすい都市なのか?実際に住んでみた

    • 2019年5月07日


1. はじめに

「住みやすい都市=メルボルン」という方程式が成り立つほどその知名度は高い都市、メルボルン。メルボルンは毎年発表される世界住みやすい都市ランキングで常に上位にランクインをしています。なぜ「住みやすい」のだろうか、と疑問を持った筆者が実際に住んでみましたので、その理由を考察していきます。今回は主に「街の雰囲気」、「治安」、「都市の利便性」、「実際に住んでみた感想」という部分に焦点を当てていきます。


2. 街の雰囲気
生活をするには街の雰囲気が自分に合うかどうかは大切になってきます。メルボルンは一体どのような場所なのでしょうか?

カフェ文化

メルボルンといえばカフェの街としてその名を轟かせていることは周知の事実です。イタリア人がコーヒーを持ち込んだことがきっかけと言われており、一本の通りにでさえ、数多くのカフェが立ち並んでいます。さらにそれぞれのコーヒーの質は非常に高いです。そのため朝食からはじまり、ランチ、休憩時間というようにメルボルン市民の生活にはカフェは欠かすことのできない存在です。カフェで仕事やのんびり時間を過ごす方も見受けられ、街としてゆったりとした雰囲気があるのもカフェ文化のおかげだと言うことができます。


アート文化

メルボルンの市内にはウォールアートが施されているエリアがあり、建物の間の路地には多くの観光客で溢れかえっています。それに加えて芸術家や音楽家も多くメルボルンに住んでおり、アーティストとしての感性が磨かれる都市となっています。


教育の街

メルボルンにはメルボルン大学をはじめ、複数の大学があります。また留学のスタートとして多くの方が通うであろう語学学校の数もオーストラリア国内ではシドニーと並んで多いです。オーストラリアの教育水準は高く、大学は43校しかありませんが、大学世界ランキングを見てみると毎年TOP100に6-8校がランクインしています。世界各国からの留学生や移民も多く、様々な人種が入り混じった街です。またシドニーと比較をすると語学学校にいる日本人の割合は少ないこともメリットの一つです。メルボルン市内にあるビクトリア州立図書館は世界の訪れたい図書館ランキングとして観光としても人気の図書館です。
内装はまるでハリーポッターで出てくる図書館のようでメルボルンに来た際はぜひ行ってみてください。


国際色豊かな街

イタリア人がコーヒーを持ち込んだことや、イギリスの植民地であったことなどがあり、メルボルンには様々な人種が入り混じっています。レストランやオフィス街を見てみても多国籍な都市だと実感することができます。また街にはリトルニューヨークと呼ばれるエリアもあります。



3. メルボルンの治安

良い治安

基本的にメルボルンは治安が良い街です。しかしエリアによっては薬物の取引など一部ですが、危険なエリアもあるので気を付けてください。西のエリア、あとはもし電線に靴が引っ掛かっていたら、そこは麻薬などの取引場所としての目印ですので注意してください。


4. 都市の利便性

フリートラム

メルボルンに市内には無料のトラムがあります。トラムとは路面電車のようなものです。市内であれば、無料で乗り降りが可能です。それ以外の場所へ行くには、「Mykiカード(スイカのような電子マネー)」を使い、乗車時に機械にタッチする必要があります。地元の人はこれをしない方が多くいますが、まれに検査官が乗客一人ひとりのMykiカードをチェックしますので、忘れずに機械にタッチしましょう。


自転車に優しい街づくり

メルボルン市内では自転車レーンがあり、車のレーンとは別になっています。観光用にレンタルサイクルも設置されており簡単に利用できます。自転車の方が車やトラムよりも早く目的地に到着することができる、またエコへの意識が高いこともあり自転車利用者は多いです。


都市と自然の融合り

メルボルン市内には広いボタニカルガーデンがあり、そこではピクニックをしたりのんびり時間を過ごしたりしています。市内からトラムで30分の場所にはビーチがあり、そこでは夕暮れ時に運が良ければペンギンを見ることができます。



5. 実際に住んでから知ったこと
今の時代インターネットで細かいことも調べることはできます。私も実際に住む前にはどのような都市なのかリサーチをしていました。

無料トラムに困惑する

既に記載しましたが、メルボルンには無料のトラムがあります。メルボルンに到着後間もないころにはどのトラムに乗ればよいのかわからなくなります。はじめは迷うこともあり、逆方向へ向かうトラムに乗ってしまうこともあるかもしれません。私の経験ですが、トラムに乗るよりも歩いた方が早かったこともありました(笑)。

予想よりもコンパクトな街

メルボルンに実際に住んでみて思ったことは、メルボルンは思ったよりも大きくはないということです。メルボルンの交通システムが発達しているため簡単にいろいろな場所へ行くことができるということが理由として挙げられるでしょう。またメルボルンの街の特徴としてレストランやカフェなどのお店が密集しているのでコンパクトな街として感じるのかもしれません。

スポーティーな都市

街ではランニングやサイクリングをしている方がたくさんいます。メルボルンではテニスの全豪オープンや競馬のメルボルンカップなど世界的また国内で有名なスポーツイベントが開催されます。スポーツが好きな方もメルボルンを好きになることでしょう。



  • まとめ

それでは、なぜメルボルンが住みやすい都市なのかまとめていきます。

・カフェ文化でゆったりな雰囲気
・街の中にアートが溶け込んでいる
・国際色豊かな街
・治安の良い街
・フリートラムで楽に移動できる
・自転車レーンが設備されており、バイカーに優しい
・シティと自然がハーモニーを奏でている
・コンパクトな都市
・スポーツが盛んな街

都市と自然が融合しているメルボルン、もし興味があれば是非一度足を運んでみてくださいね。

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