COLUMNコラム

勉強に最適な環境! オーストラリア・キャンベラ留学の良いとこと悪いところ

    • 2020年3月25日

キャンベラコラム 皆さんはキャンベラがどこにあるかご存知でしょうか。オーストラリアと言えば、シドニーやメルボルンは世界的に有名ですが、この都市に関しては詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。実はこのキャンベラ、オーストラリアの首都であり、シドニーとメルボルンの中間に位置しています。今回は、筆者の体験を基に、ここキャンベラの留学事情について紹介していきたいと思います。
キャンベラはどんな都市?
キャンベラはどんな都市?

キャンベラは、オーストラリアの首都でありオーストラリア首都特別地域(ACT)に属しています。国会議事堂をはじめとした政府機関、高等教育機関、美術館や博物館などが集まっており、オーストラリアの政治の中枢として機能しています。都市の中心には東西に伸びる人口湖のバーリーグリフィン湖が存在しており、キャンベラ名物の一つとなっています。
しかし、キャンベラは首都ではあるものの、人口は2018年時点で約40万人であり、シドニーの約550万人と比較すると小さな都市となっています。また、日本人への知名度は低いので、日本人留学生の数はその他の都市よりも少ないです。

キャンベラに留学するメリット、デメリット
メリット、デメリット

メリット

POINT1

高い教育水準

まず、一番のメリットとして教育水準の高さが挙げられます。世界的にも教育水準の高いオーストラリアですが、キャンベラは特に高く、また様々な研究機関が整っています。さらに、政府機関や博物館、図書館もあるうえに、ほとんどの施設は無料で利用可能です。休日に図書館で勉強したい、オーストラリアの歴史を学びたいと思った時は、こうした施設へ気軽に訪れることができます。

POINT2

豊かな自然

街に関するメリットとしては、自然が多いという点があります。バーリーグリフィン湖をはじめ、公園や山も多くアクセスが容易な為、授業後や休日に行って気分転換できます。特にバーリーグリフィン湖付近にあるコモンウェルス公園やキングス公園では、湖を挟んで向かいにある国会議事堂などを眺めることができ、ピクニックにも人気です。

POINT3

他の都市へのアクセス

地理的なメリットは、シドニーやメルボルンといった主要都市に近いことです。シドニーは、バスで約3時間、飛行機で約1時間の距離です。メルボルンへは、バスで約8時間、飛行機で約1時間です。

デメリット

遊ぶ場所が少ない

キャンベラは、オーストラリア人から「boring city(退屈な街)」という名称で呼ばれる程観光地がなく、ショッピングセンターのようなの遊ぶ場所も少ないです。

公共交通機関が不便

交通面に関しては、公共交通機関が不便な事がデメリットとして挙げられます。電車の最寄り駅が市の中心地から離れているうえ、飛行機の便数が少なく値段も高額です。その為、移動の際にはバスがメインとなります。さらに、キャンベラは語学学校が少ないので、留学先の選択肢がほとんどありません。一般的には、大学間交換留学制度を使う、もしくは大学付属の英語学校や語学学校へ通うことになります。しかし、大学間交換留学や大学付属の英語学校は、ある程度の英語力が求められるので、希望する人全てが入学することはできません。

どのような留学スタイルがある?
留学スタイル

留学スタイルとしては、3点あります。1点目は、大学間交換留学制度を利用して現地の大学で勉強する方法です。2点目は、大学付属の英語学校に通う方法です。3点目は、語学学校へ通う方法です。

STYLE1

大学間交換留学制度を利用して現地の大学で勉強する

筆者は、1点目の大学間交換留学制度を使い留学しました。こちらは、留学先の大学が要求する語学基準を満たした上で、日本で通っている大学の留学選考に通過する必要があります。その為、留学を考えてもすぐに実行できるわけではなく、準備期間や手続きが必要となります。

STYLE2

大学付属の英語学校に通う

2点目の大学付属の語学学校へ通う方法の場合、一般英語コースや進学準備英語コースなどが用意されており、希望するコースを受講できます。進学準備コースなどは、語学基準が設けられていることもあるので事前に調べることをオススメします。キャンベラには、オーストラリア国立大学、キャンベラ大学等の大学があります。

STYLE3

語学学校へ通う

3点目は、語学学校へ通う方法です。キャンベラには、数は少ないですが英語、イタリア語、フランス語等の語学学校があります。また、基本的には入学に際してテスト等もないので、一番挑戦しやすい方法かと思います。

留学を決めた理由
留学を決めた理由

筆者がキャンベラ留学を決めた一番の理由は、国際関係学の分野に定評のある大学がキャンベラにあったからです。筆者の留学先のオーストラリア国立大学は、国際関係学の分野において世界的にも評価が高く、この分野について深く学ぶには最適であると考えました。また、キャンベラの評判も留学の決め手の一つです。キャンベラは教育水準が高く住みやすい街としては有名です。著者の場合、勉強を本格的にするために留学を考えていたので、勉強環境が整っており暮らしやすいという条件は魅力的でした。

留学生活はどのような感じか
留学生活はどのような感じか

キャンベラには世界各国から留学生が集まっている為、様々なバックグラウンドを持つ学生と出会えます。実際に、筆者は大学寮に住み、留学生や内部生と一緒に生活していました。日々生活していく中で、協力してイベントを成し遂げたり、文化の違いから喧嘩する、そのような経験から学ぶことも多かったです。

勉強面に関しては、交換留学ということもありかなり大変でした。予習や復習は必要不可欠で、授業で付いていくためにスピーキングやリスニングの練習も欠かせません。しかし、授業内容は非常に充実していたので、やりがいを感じました。

勉強に疲れたら、近くにある公園や湖、山に友人と出かけて気分転換もできます。確かに遊ぶ場所は少ないですが、勉強に専念するにはこれほど整った環境はないと思っているので、キャンベラでの留学生活には満足しています。

  • まとめ

キャンベラについて知って頂けたでしょうか。余り聞いたことのない都市なので、留学するのをためらう方もいるかと思います。しかし、街の雰囲気も良いですし、何より勉強環境が整っています。また、各政府機関や博物館等も多いので、本気で英語や専門知識を学びたいという方、オーストラリアの歴史や美術に触れたい方にはオススメです。ぜひ、留学先としてキャンベラを考えてみてはいかがでしょうか。
キャンベラに関してさらに詳しく知りたい方は、こちらのページもご覧ください!

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